
院長馬庭直樹
2007年、和歌山県立医科大学医学部医学科卒業。2009年に和歌山県立医科大学附属病院の循環器内科へ入職。その後、国立循環器病研究センターや大学病院、市の中核病院に16年間勤め、一般内科から心臓移植、肺高血圧症の治療などの専門性の高い領域まで幅広く経験を積む。2023年にまにわクリニックを開設し、地域の人々の健康で豊かな暮らしをサポートしている。
足のむくみやこむら返り、だるさ、こぶなどの
症状があればお気軽にご相談ください
大学病院や市の中核病院に長く勤務してきた経験を生かし、この町で暮らす皆さまの健康で豊かな日々をお手伝いしたいと考え、「まにわクリニック」を開業しました。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医という2つの専門医資格を生かし、全身の不調に関わるさまざまなご相談にお応えしています。診療で大切にしているのは、患者さまのお話を丁寧に伺うことです。それぞれの思いや感覚を受け止め、生活スタイルや医療への考え方を尊重しながら、必要な治療やサポートを提供するよう心がけています。
また、得意とする循環器分野では、下肢静脈瘤の診断と治療に力を入れています。下肢静脈瘤は、ふくらはぎなど足の血管が浮き出て、こぶのように目立つ病気です。下肢静脈瘤は良性の病気ですが、そのままにしておくと、足のだるさやむくみなどが慢性化し、生活の質(QOL)の低下につながります。足にボコボコとしたこぶがある、足がつりやすい、足の色が悪いなどの症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
下肢静脈瘤とは?
足の静脈(血液が心臓に戻るための血管)に生じる病気で、静脈がこぶのように膨らんだ状態のことをいいます。
なぜ下肢静脈瘤が
できるの?
静脈には血液が心臓に戻るための弁がついていますが、この弁が壊れてしまうと血液が逆流し、内圧が上昇してこぶができます。
下肢静脈瘤を放って
おくとどうなるの?
下肢静脈瘤は良性疾患ですが、放置すると、痛み、むくみ、こむら返り、皮膚変色、潰瘍形成などが生じ、生活の質が低下します。
下肢静脈瘤は
自然に治るの?
残念ながら、下肢静脈瘤は一度発症すると、自然に治ることはありません。徐々に進行していくため、早めの診断・治療が大切です。
静脈麻酔を用いた
日帰り手術
静脈麻酔(軽い全身麻酔)と局所麻酔を組み合わせ、うとうととしている間にカテーテル(細長い管)を血管に挿入して治療します。
経験豊富な
専門家による治療
日本循環器学会循環器専門医である院長が、豊富な知識と経験を生かして安全に配慮しながら治療を行います。
受診・診察
診察は予約の方が優先になりますが、予約なしでも随時受診していただけます。下肢静脈瘤の疑いで受診される場合、まずは院長が診察させていただきます。下肢静脈瘤に伴う症状には、「足がよくつる」「足がむくむ」「歩くと足が重だるくなる」「色素沈着」「皮膚に潰瘍(皮膚が欠損して掘れ込みができる)」などがあります。明らかなコブがなくても上記のような症状がある場合は、静脈瘤を疑います。
超音波検査
下肢静脈瘤の診断は、超音波(エコー)を用いて足の静脈に逆流がないかをチェックします。この検査は痛みや体への負担がほぼありません。所要時間は片足10〜20分程度です。検査後、院長より詳しく病態や治療方法を説明させていただきます。治療方法には、弾性ストッキングによる保存療法、下肢の静脈瘤に薬を注射して固める硬化療法、カテーテル治療などがあります。
カテーテル日帰り手術
下肢静脈瘤の手術は、カテーテル(細長い管)を用いた血管内治療が主流です。静脈麻酔(軽い全身麻酔)により、うとうと眠ったような状態にします。その上で、カテーテルを挿入する場所に局所麻酔を行い、原因となっている静脈にカテーテルを挿入。高周波によって熱を発生させて静脈にやけどを生じさせます。問題の血管を閉塞させることで、血液の逆流を防ぐ方法です。手術時間は30分程度。
手術後の流れ(当日〜翌日)
カテーテル手術後は、治療した足に弾性包帯を巻き、30~60分程度、院内で経過観察となります。カテーテルを挿入した創部については、局所麻酔の作用により痛みをそれほど感じることなく、お帰りいただけるでしょう。翌朝、院長より病態確認のお電話を差し上げます。問題がなければ弾性包帯をご自身で取っていただき、弾性ストッキングを装着していただきます。
手術後の経過
カテーテル手術が終わって3、4日後をめどに受診していただき、創部を確認するとともに、治療した足の血管の状態を評価します。手術後は血が固まりやすいため、血栓(血の塊)ができないよう注意します。その後は1ヵ月後、3ヵ月後に受診していただき、合併症がないことなどを確認し、通院は完了になります。もちろんその後も何か変化があれば、速やかに対応させていただきます。
まにわクリニック
千里中央駅からバスで8分
日頃よりまにわクリニックをご活用いただき、誠にありがとうございます。
当院での対応についてご案内がございます。
明細書について
当院は療担規則に則り明細書については無償で交付いたします。
一般名での処方について
後発医薬品があるお薬については、患者様へご説明の上、商品名ではなく一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
医療情報の活用について
当院は質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋、電子カルテ情報共有サービスのデータ等から取得する情報を活用して診療をおこなっています。